「雷山小過(らいざんしょうか)」は、易経に伝わる六十四卦のうち第62卦にあたります。この記事では「雷山小過」が持つとされる意味と、この卦が出たときに意識したいこと、卦を構成する6本の爻(初爻〜上爻)それぞれの段階の意味を解説します。
雷山小過の基本的な意味
キーワードは少しの慎重さです。大きく構えるより、控えめに丁寧に進めるのが向いた日。細部への気配りが、結果的に信頼につながります。
この卦が出たときのヒント
普段より少し慎重に、確認を一つ増やす
六爻(初爻〜上爻)の意味
卦は下から上へ積み上がる6本の爻(初爻・二爻・三爻・四爻・五爻・上爻)で構成されており、同じ卦の中でもどの爻が動くかによって状況の段階が変わるとされます。ここでは「雷山小過」を念頭に、各段階が一般にどのような局面を表すかをまとめました。古典に記された爻辞(一句一句の原文)そのものの訳ではありません。位置ごとの意味を平易に言い換えたものとしてご覧ください。
1. 初爻(雷山小過 1)
芽生えの段階 — まだ形になっていない、兆しだけの段階です。手応えが薄くても焦る場面ではありません。「雷山小過」を引いた直後なら、引き返せる範囲で小さく試すところから始めてみてください。
2. 二爻(雷山小過 2)
足場を固める段階 — 「雷山小過」の流れを一人で抱えずに済むようになる段階です。誰に声をかけ、どこまで任せるか。ここで組んだ足場が、この先の余力を決めます。
3. 三爻(雷山小過 3)
変化が揺れ動く段階 — 「雷山小過」の中でもっとも足元が不安定になる段階です。勢いが出てきた分だけ踏み外しやすく、うまくいった手をそのまま繰り返すと足をすくわれます。急ぎたい気持ちは、一拍置いてから形にしてください。
4. 四爻(雷山小過 4)
決断を選び取る段階 — 流れの向きが変わる段階です。上を目指すか、足場を固め直すか。選び方で行き先が分かれます。「雷山小過」の局面では、迷ったまま止まっているより、今日のうちに終わる一歩を選ぶほうが動きやすくなります。
5. 五爻(雷山小過 5)
力が満ちる段階 — 「雷山小過」がもっとも色濃く出る段階です。テーマ「少しの慎重さ」が実際の出来事として形になりやすいので、この卦の読み方をそのまま当てはめて構いません。得たものを周りに回しておくと、流れが長持ちします。
6. 上爻(雷山小過 6)
締めくくりの段階 — 「雷山小過」が役目を終えていく段階です。十分だったところを、さらに押し進めてしまいやすいころでもあります。ここでの粘りは実りより疲れを増やすので、手を離せるものから離すと、次の局面の輪郭が見えてきます。
易占いの基本的な仕組みや、コインを使って卦を立てる(立卦する)具体的な方法は易学・易占い入門、六十四卦全体の一覧は易経64卦一覧と意味で解説しています。
鑑定文監修:星詠み編集部(西洋占星術・タロット研究歴15年)
※本記事はエンターテインメントとしての占い情報です。断定的な結果を保証するものではありません。