「甲申(きのえさる)」は、六十干支のうちの一つで、十干「甲(きのえ)」と十二支「申(さる)」の組み合わせから成り立っています。この記事では「甲申」の性格・特徴として語られやすいキーワードに加えて、十干・十二支それぞれ単独の意味、陰陽五行の算出方法と相性、干支が年として巡ってくる西暦、読み方の表記ゆれまでまとめて解説します。
甲申の性格・特徴
キーワードは大樹の芯と知恵と工夫です。まっすぐ伸びる大樹のような日。芯のある行動が輝きます。知恵を働かせて工夫すると、うまく切り抜けられます。
甲は天へ伸びる大樹、申は成熟した知恵や変化の機を示すとされます。理想を掲げながら、状況を読み、道具や仕組みを工夫して現実を動かす気質が表れやすいようです。行動は直線的に見えても、内側では損得や手順を細かく組み立てるとされます。対人面では頼られると面倒見を発揮しますが、相手の未熟さに厳しくなりやすく、知恵を押しつけず余白を残すことが調和につながるといわれます。
十干「甲(きのえ)」の意味
五行の「木」の陽にあたる十干です。大樹のようにまっすぐ伸びていく成長力と、揺るがない意志を象徴するとされています。
十二支「申(さる/さる)」の意味
さるに見立てられる十二支で、状況に応じて工夫をこらす知恵と器用さを象徴するとされています。
陰陽五行の算出方法と「甲申」の相性
算命学・四柱推命では、十干・十二支のそれぞれに五行(木・火・土・金・水)と陰陽が割り当てられています。この割り当ては生まれた年ごとに変わるものではなく、十干「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」・十二支「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」という決まった並び順から機械的に算出される点が特徴です。「甲(きのえ)」は五行の「木」・陽にあたり、「申(さる)」は五行の「金」にあたります。
五行には「木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生む」という相生(そうしょう)の関係があり、自分の五行が生み出す先の五行は相性が良いとされています。「甲」の五行「木」が相生で生み出す先は「火」にあたるため、次の十二支と相性が良いとされます。
- 巳(み)
- 午(うま)
十干どうしで見ると、同じ「木」の五行を持つ乙(きのと)は兄弟にあたる比和(ひわ)の関係で気質が近いとされ、相生で「火」を生み出す丙(ひのえ)・丁(ひのと)は「甲」のエネルギーを後押しする間柄とされています。十二支の中で同じ「金」の五行を持つのは酉(とり)です。
「甲申」が年に巡ってくる西暦一覧
六十干支は日だけでなく年にも同じ周期で割り当てられており、西暦1984年が「甲子」の年にあたるという暦計算上の基準から、60年ごとに同じ干支の年が巡ってきます。「甲申」が年干支にあたる年を計算すると、次のとおりです。
- 1884年
- 1944年
- 2004年
- 2064年
60年に一度というサイクルの長さから、「還暦(かんれき)」は生まれた年の干支が一巡してちょうど60年後に巡ってくることを指す言葉としても知られています。
読み方の表記ゆれ(音読み・訓読み・ひらがな)
「甲申」は主に訓読みで「きのえさる」と読みます。これは十干「甲」を「きのえ」、十二支「申」を「さる」と読む言い方で、すべてひらがなで表記すると「きのえさる」となります。
十二支「申」はさるに見立てられるため、十干の訓読み「きのえ」と動物名の「さる」をひと続きにして「きのえさる」のように呼ばれることもあります。これは「きのえさる」と同じ干支を指す表記ゆれの一つです。
一方、漢字の音読みで読むと「甲申」は「こうしん」と読まれることもあります(甲を「こう」、申を「しん」と読む言い方です)。ローマ字表記では、本ページのURLにも使われている「kinoe-saru」のような表記が用いられます。
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同じ十干・同じ十二支の干支一覧
十干「甲」を共有する干支は、六十干支の中に6本あります。「甲申」以外の5本は次のとおりです。
十二支「申」を共有する干支は、六十干支の中に5本あります。「甲申」以外の4本は次のとおりです。
自分が生まれた日の干支(日干支)の調べ方は自分の日干支の調べ方と意味で、算命学の基礎となる陰陽五行の考え方は算命学入門で解説しています。
鑑定文監修:星詠み編集部(西洋占星術・タロット研究歴15年)
※本記事はエンターテインメントとしての占い情報です。断定的な結果を保証するものではありません。