この記事の結論
- 2026年の水星逆行は3回(2月26日〜3月21日/6月30日〜7月24日/10月24日〜11月14日)、金星逆行は1回(10月3日〜11月14日)です。
- 10月24日から11月14日までは水星と金星の逆行が重なります。2027年に金星逆行はなく、次は2028年5月11日〜6月23日です。
- 日時はすべて日本時間で、地心視黄経が反転する瞬間(留)を天文計算で求めた値です。国立天文台が公表する留は視赤経を基準にするため、数時間〜1日ずれます。
以下の日時はすべて日本時間(JST)で、天文計算ライブラリ astronomy-engine による見かけの黄経の反転(留)の算出結果です。算出方法と国立天文台の公表値との突き合わせは、後半の「この記事の日時の出し方と出典」にまとめました。同じ計算にもとづく最新の期間は水星逆行カレンダーでも確認できます。
2026年の水星逆行・金星逆行 日程一覧表
| 惑星 | 開始(日本時間) | 終了(日本時間) | 期間 | 逆行する星座 |
|---|---|---|---|---|
| 水星 | 2026年2月26日 15:47 | 2026年3月21日 04:34 | 約22.5日 | 魚座 |
| 水星 | 2026年6月30日 02:37 | 2026年7月24日 07:56 | 約24.2日 | 蟹座 |
| 金星 | 2026年10月3日 16:10 | 2026年11月14日 09:20 | 約41.7日 | 蠍座 → 天秤座 |
| 水星 | 2026年10月24日 16:15 | 2026年11月14日 00:52 | 約20.4日 | 蠍座 |
水星逆行は年に3回前後、1回あたり約3週間続きます。一方の金星逆行は約1年7ヶ月に一度しか訪れず、1回あたり約40日と長いのが特徴です。2026年は、その珍しい金星逆行の後半に3回目の水星逆行が重なる年にあたります。
2027年の水星逆行 日程一覧表
| 惑星 | 開始(日本時間) | 終了(日本時間) | 期間 | 逆行する星座 |
|---|---|---|---|---|
| 水星 | 2027年2月10日 02:35 | 2027年3月3日 21:34 | 約21.8日 | 魚座 → 水瓶座 |
| 水星 | 2027年6月11日 03:18 | 2027年7月5日 04:40 | 約24.1日 | 蟹座 → 双子座 |
| 水星 | 2027年10月7日 23:40 | 2027年10月28日 23:10 | 約21.0日 | 蠍座 → 天秤座 |
2027年に金星逆行はありません。2026年10月〜11月の次に金星が逆行するのは2028年5月11日〜6月23日ごろで、この約1年7ヶ月(会合周期 約584日)の間隔が金星逆行の周期です。2027年の3回はいずれも逆行中に星座をまたぐので、そこが2026年と違います。その内訳と国立天文台の公表値との突き合わせは2027年の水星逆行はいつ?日程一覧と期間中の過ごし方にまとめました。
逆行とは何が起きている現象か
逆行とは、地球から惑星を見たときに、その惑星が天球上を普段(順行)とは逆向きに動いているように見える現象です。惑星が実際に軌道を逆走しているわけではなく、公転速度の異なる惑星と地球の位置関係によって生じる「見かけの動き」です。順行と逆行が切り替わる瞬間は天文学で「留(りゅう)」と呼ばれ、国立天文台 暦計算室の解説でも、内惑星が地球を追い越す前後で一時的に逆行して見える仕組みとして説明されています。
上の表の開始・終了日時は、この「留」の瞬間(見かけの黄経の変化がプラスからマイナス、またはマイナスからプラスへ反転する時刻)を算出したものです。惑星の位置は国立天文台 暦計算室でも公開されており、暦の計算に使う天体暦(理論)やタイムゾーンの扱いによって、掲載される日時が数時間前後することがあります。
日程表の見方と注意点
1. 日付だけでなく時刻まで見る 逆行の開始・終了は「日」ではなく特定の時刻に起こります。開始日の午前中はまだ順行、というケースもあるため、日付だけで区切って考えないほうが実態に合います。
2. タイムゾーンの違いで日付が1日ずれる 上の表は日本時間(UTC+9)です。海外の占星術サイトは現地時間や協定世界時(UTC)で書かれていることが多く、たとえば2026年10月24日 16:15 JST は 07:15 UTC にあたります。日付が1日ずれて見えるのはこのためで、どちらかが間違っているわけではありません。
3. 「シャドウ期間」は流派によって扱いが違う 逆行の前後に影響が緩やかに始まる・残るとされる期間を「シャドウ期間」と呼んで考慮する流派もあります。厳密な管理をするより、「この時期は見直しモード」というゆるやかな目安として使うのがおすすめです。
4. 逆行が不調の原因だと決めつけない 占星術で語られる影響は伝統的な解釈であり、惑星の見かけの動きがトラブルを引き起こすという科学的な因果関係が実証されているわけではありません。「確認を丁寧にしよう」というリマインダーとして活用するのが現実的です。
逆行期間の過ごし方(水星と金星の違い)
水星は「コミュニケーション」「情報」「移動」「学び」を、金星は「愛情」「美意識」「お金」「人間関係の心地よさ」を司る星とされてきました。そのため、同じ「逆行=見直しの時期」でも、意識したいテーマが変わります。
| 水星逆行 | 金星逆行 | |
|---|---|---|
| 言われるテーマ | 連絡・契約・移動・電子機器 | 恋愛・美容・買い物・お金 |
| 向くとされること | 再確認・再連絡・データのバックアップ | 過去の縁の見直し・持ち物の整理 |
| 慎重にとされること | 送信前の確認・大きな契約 | 大きなイメージチェンジ・高額な買い物 |
| 2026年の回数 | 3回(合計 約67日) | 1回(約41.7日) |
どちらも「新しく始める」より「振り返る・見直す」ことに向いた期間とされています。水星逆行の詳しい仕組みと過ごし方は水星逆行とは?仕組みと2026年の時期・過ごし方、金星逆行については金星逆行とは?仕組みと2026年の時期・過ごし方で解説しています。月の満ち欠けとあわせて予定を組みたい方は新月・満月カレンダーもどうぞ。
太陽の動きで決まる暦の区切りは二十四節気 2026年の日付一覧表、月の満ち欠けの日付は新月・満月 2026年の日付一覧で確認できます。
この記事の日時の出し方と出典
上の表の開始・終了日時は、地球から見た惑星の視黄経(地心視黄経)が増加から減少へ、または減少から増加へ反転する瞬間を、天文計算ライブラリ astronomy-engine で 1分未満の精度まで求めた値です。占星術で「逆行」と呼ぶのは黄道十二星座の並び(=黄経)に沿った見かけの動きなので、黄経を基準にしています。
一方、国立天文台 暦計算室が暦象年表の「天象」で公表している「留」は、暦Wiki 惑星/留にあるとおり地心視赤経の時間変化が0になる瞬間として定義されています。黄経と赤経は基準面が違う(黄道と天の赤道)ため、同じ現象でも時刻が数時間〜1日ずれます。2026年の両者を並べると次のようになります。
| 現象 | 本記事(視黄経・日本時間) | 国立天文台 天象(視赤経・日本時間) |
|---|---|---|
| 水星 逆行開始 | 2026年2月26日 15:47 | 2026年2月26日 01:46 |
| 水星 逆行終了 | 2026年3月21日 04:34 | 2026年3月20日 04:46 |
| 水星 逆行開始 | 2026年6月30日 02:37 | 2026年6月29日 10:58 |
| 水星 逆行終了 | 2026年7月24日 07:56 | 2026年7月24日 02:14 |
| 金星 逆行開始 | 2026年10月3日 16:10 | 2026年10月2日 22:40 |
| 水星 逆行開始 | 2026年10月24日 16:15 | 2026年10月24日 20:49 |
| 金星 逆行終了 | 2026年11月14日 09:20 | 2026年11月12日 00:11 |
| 水星 逆行終了 | 2026年11月14日 00:52 | 2026年11月13日 18:15 |
回数と順序はどちらの基準でも一致しており(水星3回・金星1回)、違いは境目の時刻だけです。日をまたぐケースがあるため、「この日から」という言い方はどちらの基準に立つかで1日変わります。占星術のサイトどうしで日付が食い違う原因の多くはこれと、前述したタイムゾーンの違いです。国立天文台の値を確認したい方は、上の「天象」ページで年に2026、標準時に「+09時間(日本)」、天体に水星・金星、現象に「留」を選ぶと同じ表が出ます。
よくある質問
2026年の水星逆行は何回ありますか?
3回です。2月26日〜3月21日(魚座)、6月30日〜7月24日(蟹座)、10月24日〜11月14日(蠍座)で、合計すると約67日間にあたります。日時はいずれも日本時間です。
2026年に水星逆行と金星逆行が重なる時期はありますか?
あります。金星逆行が2026年10月3日から11月14日 09:20まで、3回目の水星逆行が10月24日 16:15から11月14日 00:52までなので、10月24日から11月14日までの約20日間は両方が逆行している期間になります。
逆行の日程がサイトによって1日ずれているのはなぜですか?
理由は主に2つです。1つはタイムゾーンで、本記事は日本時間(UTC+9)、協定世界時(UTC)表記のサイトでは9時間前になるため日付が前日にずれて見えます。もう1つは「留」の基準で、占星術は視黄経、国立天文台の天象は視赤経を基準にしており、同じ2026年3月の水星の留でも黄経基準は3月21日、赤経基準は3月20日になります。
※本記事は娯楽・参考情報であり、結果を保証するものではありません。健康・法律・お金などの重要な判断は、それぞれの専門家にご相談ください。