この記事の結論
- 日本で次に見られる月食は2028年7月7日の部分月食(月が欠けたまま沈む「月入帯食」)です。
- 日本で次に見られる皆既月食は2029年1月1日、その次が2029年12月21日(月入帯食)です。
- 日食は、日本では2030年6月1日の金環日食(北海道で金環)まで見られません。2027年の2回の日食はどちらも日本では見えません。
日食と月食の日程を、国立天文台の月食一覧・日食一覧と、令和8年(2026)暦要項「日食・月食など」・令和9年(2027)暦要項「日食・月食など」から表にまとめました。日付はいずれも、食が最大になるときの日本時間です。
2026〜2030年の月食一覧
国立天文台の一覧は「半影月食」(月が地球の薄い影に入るだけで、肉眼ではほとんど変化が分からない食)を載せていないため、この表にも入れていません。
| 日付(食の最大) | 種類 | 日本での見え方 |
|---|---|---|
| 2026年3月3日 | 皆既月食 | 見える(全国で皆既) |
| 2026年8月28日 | 部分月食 | 見えない |
| 2028年1月12日 | 部分月食 | 見えない |
| 2028年7月7日 | 部分月食 | 見える(月入帯食) |
| 2029年1月1日 | 皆既月食 | 見える |
| 2029年6月26日 | 皆既月食 | 見えない |
| 2029年12月21日 | 皆既月食 | 見える(月入帯食) |
| 2030年6月16日 | 部分月食 | 見える(月入帯食) |
2027年は国立天文台の一覧に月食がありません。暦要項にも、2027年は日食2回の記載だけです。
「月入帯食(げつにゅうたいしょく)」は、欠けた状態の月が沈んでいく見え方です。食の終わりまでは見届けられないので、西の空の低いところまで見通せる場所を選ぶ必要があります。反対に、欠けた状態で昇ってくるのが「月出帯食」です。
2026年3月3日の皆既月食(参考)
今年3月の皆既月食は、全国で皆既の始めから終わりまで見られました。暦要項による東京の値は、食の始め18時49.8分、皆既の始め20時04.0分、食の最大20時33.7分(食分1.156)、皆既の終わり21時03.4分、食の終わり22時17.6分です。食の始めと終わりの時刻は那覇でも札幌でも同じで、月食は月そのものが地球の影に入る現象なので、月が見えている場所ならどこでも同時に起こります。
2026〜2030年の日食一覧
日食は、月が太陽を隠す現象です。月の影が地表に落ちる範囲が狭いため、月食と違って見える地域が限られます。
| 日付(食の最大) | 種類 | 中心食(皆既・金環)が見える主な地域 | 日本 |
|---|---|---|---|
| 2026年2月17日 | 金環日食 | 南極 | 見えない |
| 2026年8月13日 | 皆既日食 | 北極付近、ヨーロッパ西部など | 見えない |
| 2027年2月7日 | 金環日食 | 南太平洋、南米、南大西洋など | 見えない |
| 2027年8月2日 | 皆既日食 | アフリカ北部、インド洋など | 見えない |
| 2028年1月27日 | 金環日食 | 南米北部、大西洋など | — |
| 2028年7月22日 | 皆既日食 | インド洋、オーストラリア、ニュージーランドなど | — |
| 2030年6月1日 | 金環日食 | 日本、ユーラシア大陸北部など | 見える(北海道で金環) |
| 2030年11月25日 | 皆既日食 | アフリカ南部、南インド洋、オーストラリアなど | — |
2029年には部分日食が4回(1月15日・6月12日・7月12日・12月6日)ありますが、見える地域は北米、北極付近とヨーロッパ北部、南米南部、南極で、日本は入っていません。「—」は、国立天文台の一覧が中心食の地域だけを示しているため、日本で部分食になるかを表から読めない日食です。
鹿児島県立博物館の「鹿児島の自然だより」第200号(2022年)は、2023年4月20日の部分日食のあと、日本で見られる日食は2030年6月1日の金環日食(北海道)までないと書いています。日本で皆既日食が見られるのは、国立天文台の一覧で2035年9月2日です。
観察するときの注意
- 日食は、太陽を直接見ない。 下敷きやサングラス、すすを付けたガラスでは目を守れません。日食グラスなど専用の道具を使い、それでも長く見続けないでください。国立天文台も日食の観察方法を案内しています。
- 月食は肉眼で見てかまわない。 月食は月が暗くなる現象なので、特別な道具はいりません。双眼鏡があれば、皆既中の赤銅色がよく分かります。
- 時刻は地点ごとに確かめる。 日食の時刻や欠け方は場所で変わります。国立天文台暦計算室の日食各地予報・月食各地予報で地点を指定して調べられます。
占星術での月食・日食の扱い
西洋占星術では、日食は新月、月食は満月が特に強まったタイミングとして読まれてきました。日食・月食は、月の通り道と太陽の通り道が交わる点(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル)の近くで新月・満月が起きたときに起こります。この交点の考え方はドラゴンヘッドとドラゴンテイルで解説しています。新月・満月そのものの日付は新月・満月 2026年の日付一覧と2027年の日付一覧、今日の月齢は月の満ち欠けカレンダーで確認できます。
占星術の読み方には天文学上の根拠はありません。空の現象として楽しみつつ、占いの解釈は気持ちを整える手がかりとして使ってください。
よくある質問
次の皆既月食はいつですか?
日本で見られる次の皆既月食は2029年1月1日です。その前に、2028年7月7日に部分月食があります(欠けたまま月が沈む月入帯食)。
2027年に月食はありますか?
国立天文台の一覧と令和9年暦要項には、2027年の月食は載っていません。一覧は半影月食を載せていないので、肉眼で欠けて見える月食は2027年にはない、と受け取ってください。
次に日本で日食が見られるのはいつですか?
2030年6月1日の金環日食です。北海道では金環、ほかの地域でも部分日食として見られる見込みです。日本で皆既日食が見られるのは2035年9月2日です。
※本記事は娯楽・参考情報であり、結果を保証するものではありません。健康・法律・お金などの重要な判断は、それぞれの専門家にご相談ください。