この記事の結論
- 2026年の天赦日は6日で、3月5日(木)・5月4日(月)・5月20日(水)・7月19日(日)・10月1日(木)・12月16日(水)です。
- 天赦日は、節切りの季節(春・夏・秋・冬)とその日の干支の組み合わせで決まります。春は戊寅、夏は甲午、秋は戊申、冬は甲子の日です。
- 2026年に一粒万倍日と重なる天赦日は4日(3月5日(木)・7月19日(日)・10月1日(木)・12月16日(水))です。
天赦日(てんしゃにち/てんしゃび)は、暦注のひとつで、暦の上では「日の吉凶を打ち消す」と説明されてきた日です。1年に5〜6日しかないため、暦注のなかでも数が少ない部類に入ります。この記事では、2026年・2027年の天赦日を一覧にし、どういう規則で決まるのかを計算できる形で示します。
暦注は暦の上での区分で、その日の出来事の結果を左右する根拠はありません。以下も「暦注上そう扱われてきた」という説明として読んでください。
天赦日の算出規則
天赦日は、次の2つの組み合わせがぴたりと一致した日です。
- その日が属する季節(節切り=立春・立夏・立秋・立冬で区切る)
- その日の干支(十干と十二支の組み合わせ、60通り)
| 季節 | 期間の区切り | 2026年の期間 | 天赦日になる干支 |
|---|---|---|---|
| 春 | 立春から立夏の前日まで | 2月4日(水)〜5月4日(月) | 戊寅(つちのえとら) |
| 夏 | 立夏から立秋の前日まで | 5月5日(火)〜8月6日(木) | 甲午(きのえうま) |
| 秋 | 立秋から立冬の前日まで | 8月7日(金)〜11月6日(金) | 戊申(つちのえさる) |
| 冬 | 立冬から翌年の立春の前日まで | 11月7日(土)〜2027年2月3日(水) | 甲子(きのえね) |
干支は60日で一巡し、季節はおよそ91日ずつなので、1つの季節に該当の干支が1回か2回まわってきます。その結果、天赦日は1年に5〜6日になります。2026年・2027年はどちらも6日です。
節入り日は国立天文台 暦要項(2027年は令和9年(2027)暦要項)の値、日干支は次の式で求めています。
- a = ⌊(14 − M) ÷ 12⌋、Y′ = Y + 4800 − a、M′ = M + 12a − 3
- JDN = D + ⌊(153M′ + 2) ÷ 5⌋ + 365Y′ + ⌊Y′ ÷ 4⌋ − ⌊Y′ ÷ 100⌋ + ⌊Y′ ÷ 400⌋ − 32045
- 日干 = (JDN + 9)÷ 10 の余り(0 = 甲 …… 9 = 癸)/日支 = (JDN + 1)÷ 12 の余り(0 = 子 …… 11 = 亥)
たとえば2026年3月5日は JDN 2,461,105 で、(2461105 + 9) mod 10 = 4 → 戊、(2461105 + 1) mod 12 = 2 → 寅。立春(2月4日)から立夏(5月5日)の前の日までなので季節は春。春の天赦日は戊寅なので、この日は天赦日です。式の立て方と検算は生年月日から陰陽五行を算出する方法にまとめています。
2026年の天赦日 一覧
| 日付 | 日干支 | 読み | 季節 | 重なる暦注 |
|---|---|---|---|---|
| 3月5日(木) | 戊寅 | つちのえとら | 春 | 一粒万倍日・寅の日 |
| 5月4日(月) | 戊寅 | つちのえとら | 春 | 寅の日 |
| 5月20日(水) | 甲午 | きのえうま | 夏 | — |
| 7月19日(日) | 甲午 | きのえうま | 夏 | 一粒万倍日 |
| 10月1日(木) | 戊申 | つちのえさる | 秋 | 一粒万倍日 |
| 12月16日(水) | 甲子 | きのえね | 冬 | 一粒万倍日 |
2026年は春に戊寅が2回まわってくるため、3月5日と5月4日の2日が春の天赦日になります。5月4日は立夏(5月5日)の前日で、まだ暦の上では春です。
2027年の天赦日 一覧
| 日付 | 日干支 | 読み | 季節 | 重なる暦注 |
|---|---|---|---|---|
| 2月28日(日) | 戊寅 | つちのえとら | 春 | 寅の日 |
| 4月29日(木) | 戊寅 | つちのえとら | 春 | 寅の日 |
| 5月15日(土) | 甲午 | きのえうま | 夏 | — |
| 7月14日(水) | 甲午 | きのえうま | 夏 | 一粒万倍日 |
| 9月26日(日) | 戊申 | つちのえさる | 秋 | 一粒万倍日 |
| 12月11日(土) | 甲子 | きのえね | 冬 | 一粒万倍日 |
一粒万倍日との重なり
暦注上、天赦日と一粒万倍日が重なる日は「重なりが厚い日」として紹介されることがあります。2年分では次のとおりです。
| 年 | 天赦日 × 一粒万倍日 | 日数 |
|---|---|---|
| 2026年 | 3月5日(木)・7月19日(日)・10月1日(木)・12月16日(水) | 4日 |
| 2027年 | 7月14日(水)・9月26日(日)・12月11日(土) | 3日 |
一粒万倍日の側は、節月の十二支と日の十二支で決まります。2026年の全64日は一粒万倍日 2026年 一覧表にまとめています。寅の日・巳の日との重なりは寅の日・巳の日 2026年 一覧を参照してください。
出典と検算
- 節入り日: 国立天文台 暦要項 令和8年(2026) / 令和9年(2027)「二十四節気および雑節」
- 日干支: 上記の JDN の式
日干支は、JDN の式とは別に「1949年10月1日を甲子とし、そこからの経過日数を60で割った余り」で求める独立した式でも計算し、2025年〜2027年の1,095日すべてで一致しました。節入り日も、暦要項の値と、太陽の視黄経が315度・45度・135度・225度になる時刻を天文計算で独立に求めた値とで、48件すべて同じ日付になることを確認しています。60通りの干支の並びは六十干支 早見表、季節の区切りになる二十四節気は二十四節気 2026年の日付一覧表にあります。
よくある質問
2026年の天赦日はいつですか?
3月5日(木)、5月4日(月)、5月20日(水)、7月19日(日)、10月1日(木)、12月16日(水)の6日です。それぞれ春の戊寅が2回、夏の甲午が2回、秋の戊申が1回、冬の甲子が1回にあたります。
天赦日は年に何回ありますか?
5回か6回です。干支が60日周期、季節が約91日周期なので、1つの季節に該当の干支が1回まわる年と2回まわる年があり、その合計で5〜6日になります。2026年・2027年はどちらも6日です。
天赦日に始めれば失敗しないのですか?
そうした効果を示す根拠はありません。天赦日は暦注上「日の吉凶を打ち消すとされる日」として扱われてきた区分で、出来事の結果を保証するものではありません。日付選びの目安として使う分には差し支えありませんが、内容の準備のほうが結果を左右します。
※本記事は娯楽・参考情報であり、結果を保証するものではありません。健康・法律・お金などの重要な判断は、それぞれの専門家にご相談ください。